運営:弁護士法人ラグーン(山口県弁護士会・福岡県弁護士会所属)

離婚内容　　１　親権者は母

２　養育費として，月額６万円支払う

３　夫が妻に解決金として５０万円支払う

４　３か月に1回，1時間の面会交流

５　年金分割０．５

【依頼のきっかけ】

生活費を渡してくれないなどの夫の度重なるモラルハラスメントが原因となり，離婚を決意しました。

しかし，夫は，親権にこだわるため，当事務所に相談に来られました。

【事件終結までの流れ】

夫は，当初，離婚自体にも消極的でしたが，早期に調停を申し立てることにより，離婚を前向きに検討するようになりました。

しかし，当初の予定通り，夫は，親権を争ってきたため，家庭裁判所の調査官調査を入れることにより，妻が親権者にふさわしいとの結論を得て，夫は親権を諦めるに至りました。

養育費の算定にあたり，夫は，個人事業主であるから経費がかかるという主張を繰り返しましたが，粘り強く書面で調停委員に説明を繰り返すことにより，婚姻費用と同額の養育費で決着しました。

また，訴訟も辞さない姿勢を示すことで，解決金５０万円の取得にも成功しました。

さらに，通常，少なくとも月に１回となる面会交流も３か月に１回という頻度での解決になりました。

【弁護士の目】

交渉を継続するか，調停を申し立てるかの見極めを誤ると，いたずらに交渉が長期化し，いつまで経っても事件が解決しない恐れがあります。

離婚事件を多く扱っている弁護士であれば，経験上，交渉を継続すべきか，調停を申し立てるかべきかの判断を的確に行うことができる場合が多いと思われます。

本件は，親権という当事者間では，解決が難しい争点があったので，早期に調停を申し立て，調査官調査の結果を基に，親権を争点から外すことに成功しました。

当事務所では，ご依頼者様の思いを最大限実現することを意識して，事件に取り組んでおりますので，離婚問題でお悩みの際は，是非一度，ご相談いただければと思います。