不貞が相手の奥さんにバレてしまった
この状況では、以下のとおり冷静な対応が求められます。
１. 誠意をもって冷静に対応する
不貞の事実がある場合、まずは相手の奥さんに精神的な苦痛を与えた事実を認め、誠意をもって謝罪する姿勢を示すことが大切です。
相手が感情的になっている場合でも、こちらも感情的になって言い返したり、責任逃れのような言動をしたりすることは避けた方が無難です。
２. 不倫相手との関係を直ちに清算する
これ以上関係を続ければ、奥さんの怒りをさらに増幅させ、慰謝料の増額や裁判になる可能性が高くなるといえます。奥さんに誠意を示すためにも、不倫相手とは完全に連絡を断ち、関係を解消することをお勧めします。
３. 弁護士などの専門家へ早急に相談する
弁護士に相談することで、今後の対応方針、慰謝料請求の法的責任の有無、請求額の妥当性、交渉方法などについて、状況に応じたアドバイスを得られます。特に、慰謝料の減額交渉や、奥さんとの直接のやり取りを避けるための代理交渉を依頼できます。
４．慰謝料請求への対応（請求があった場合）
奥さんから慰謝料を請求された場合、すぐに全額を支払ったり、安易に念書や合意書にサインすることなく、請求内容を冷静に確認することが大事になります。
不倫の慰謝料には裁判上の相場がありますが、相場より高額な請求である可能性もありますので、請求額が妥当かどうかを精査する必要があります。
また、既婚者であることを知らなかった、すでに夫婦関係が破綻していたなど、慰謝料の支払い義務がないケースもありますので、支払い義務があるかどうかも精査する必要があります。
さらに、慰謝料の支払い義務がある場合でも、減額や分割払いの交渉が可能な場合があります。
これらの観点から、奥さんから慰謝料を請求された場合には、弁護士に相談することをお勧めします。
